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見切り発車なQueer冒険記

毎日が刺激的な冒険。ディズニーキャストのプログラムはコロナで頓挫中。タイ🇹🇭→物流→CRP🇺🇸

なぜ身内のキラキラインスタに歯がゆい気持ちになるのか

ご無沙汰しております。よしふじです。

最近母親がInstagramを始めました。

 

この世に生を受けてから半世紀を越えた母親ですが、娘の私が言うのもなんですが見た目は非常に若く、思考も若いです。スマホもガンガン使いこなしてパッケージを使わず個人で海外旅行に行ったりします。

ただ、ことSNSには今まで若干の抵抗があったのか、TwitterFacebookもやっていなかった母親が突如としてInstagramを始めました。恐らく、自分のこれからのビジネスに生かしたい、友達を増やしたいという思いもあったでしょう。その、思いは、わかる、が…どうしても、どーしても娘からすると見ていられない…母親のキラキラインスタぶりを!元々旅行好きの母親、インスタを始めてからは旅行の写真を主にUPするようになりました。改行多め、やたらとずらずら並べられたハッシュタグ。これが例えば、全くの他人だったら何の気なしに見る…もしくは見ないと決める、のでしょうが、身内なだけに妙に気になってしまう。

しかし、そこではて、と。なぜ赤の他人であれば嫉妬もしなければ大した感情も浮かんでこないものの、身内であったりリアルに絡みのある相手に対してはこうも感情が揺れ動いてしまうのか。正直、これが原因で私はInstagramリアルアカウントを見ないようにするためフェイクアカウントを作りました。しかしまあ、普通に考えたら友達や身内の幸せやキラキラ私生活なんて、素直に喜べたらそれが一番良いはずじゃないですか。それがなぜ出来ないのか。そんなことを考察してみたくてこの記事を書きました。

 

1.単純に羨ましいから

第一にこれに尽きますよね。そりゃわかっていますよ。SNSへの投稿なんてその人の日常からほんの一部を切り取ったものでしかないんだということは。しっかし、Twitterと違ってなかなかインスタにネガティブなことを投稿する人はいないわけで、キラキラで溢れる非匿名の情報の洪水を浴びるのはなかなかに精神が健康な時じゃないと難しいものがあります。

 

2.リアルでのキャラとあまりに違い過ぎるから

一番投稿を見ていて「んん?」となってしまうのがこのパターンですよね。例えば普段個人的にLINEするときには絵文字も大して使わないくせに絵文字でキラキラゴテゴテの投稿、口調も普段とは違ってテンション高め。キャラ違うじゃんって思うと一気に冷めた気持ちになってしまいます。ただ、これに関しては投稿する側は気を付けるのは難しいかもしれないという側面もあります。なぜなら、一人の人が全く同じ顔やキャラで色んな立場の人に接しているとは限らないからです。人は誰しもペルソナを被って生活しており、家族に見せる顔、友人に見せる顔、仕事仲間に見せる顔は多少テイストが違って当然ですから、Instagramを使う目的によってはこのようなギャップがあるのも仕方が無いのかもしれません。

 

3.私生活がそこまでキラキラしていないことを知っているから

身内、家族のSNSを見てしまって一番キツいのがこれかもしれません。こんなにキラキラ自己プロデュースして、成功してる風装っているけど、家ではジャージを着てラーメンすすってろくに部屋の掃除もしていないじゃない!と思うと外面の良さにイラっとムカッとしてしまいます。何度も言うようだけど、SNSはその人の生活の全てじゃないから、切り取りだから、と自分に言い聞かせてささくれ立つ心を鎮めるぱなこです。

 

4.投稿するまでの涙ぐましい努力をリアルに想像してしまうから

前項の逆パターンとも言えるかもしれませんね。自分が投稿するときのことと重ね合わせて、この投稿を上げるために費やした時間を、知っている相手だけに余計リアルに想像してしまうという…。投稿者が芸能人や見知らぬ人なら想像もマイルドになるところが、身近な人だとその人の性格も知りながら想像するから、細かい人なら何回も上げなおしてそうだなとか、加工こだわりそうだなとか、写真撮っているところ、文章考えているところが頭に浮かんで素直な気持ちで投稿自体を楽しめない、ということも。その時間、他に使えなかったの?!とおせっかいな気持ちまで湧いてきてしまいます。別にその人の勝手なのにね。

 

5.行動を共にするたびにInstagramの影がちらつくから

相手がInstagramへの投稿が頻繁な人だとあり得るパターンがこれです。美味しい食事のできるレストランに行く度に料理の写真、どこかお出かけする度に写真、あんまり写真にこだわる時間が長いと「どうせ私よりInstagramの方が大事なのね!!!」と蔑ろにされている気分になり悲しくなります…。スマホにかじりついている時間は「ああ、Instagramか…久々に会えたのにな…」と寂しさいっぱいです。目の前にいる私を大事にしてよぷんすか!と思ってしまいますね笑

 

まとめ

身内のキラキラインスタに何とも言えない歯がゆい気持ちになるのは、やはりその投稿内容と私生活のギャップを大きく感じてしまうところに原因がある気がします。恐らくですけど、そういうちょっと背伸びした投稿をしている人って、心のどこかでは無理したり、背伸びしていて自然体じゃないって気づいている気がするんですよね。それでも人には背伸びしたい願望、注目されたい願望だってあるし、常に一定ではいられないのが人間です。一方では、他人に対しては、自分の理解の範疇を超えてほしくないという思いから一貫性を求める非常にわがままな生き物です。この相反する人間の二つの性質を理解するのが、精神衛生上一番大切なことのように思えます。投稿するのが好きな人も、ROM専(死語…?)の人もどちらも上手にInstagramとのお付き合いが出来たら良いですね。