担当者によって対応が違うということが表す海外の人の仕事観
フロリダでニート生活を送るよしふじです。
遂にこちらもコロナによる外出自粛(という名の実質禁止)となり、
買い物以外は外に出ることが出来なくなりました。
ディズニー寮間の行き来も原則禁止の為、
友達に会うことも制限される状態に…
しかし、さすがはアメリカ。セキュリティの人の対応もそれぞれ。
違う寮の人をすんなり通してしまうセキュリティもいれば、IDカードをじっくり見る厳しい人も。
私は先日どうしても友達の家に取りに行かなきゃいけないものがあって、隣の寮へ向かったのですが通してもらえず、ゲートに友達が来るのを待つことに。
(その友達の部屋は門から少し遠いので歩かせるのが申し訳なく…中まで歩こうと思った次第です)
少し時間がかかるのでSecurityと立ち話。
Security「厳しいよな。こんなゴーストタウンで外にも出れない状態じゃkidsは何して過ごせば良いんだって感じだよな。」
私らkidsという歳でも無いんだけど…と思いつつ、Texasでの仕事をリタイアしてSecurityの仕事についたこの人にとってはディズニーハウジングの住人はkidsに見えるのでしょう。
私「外出禁止も残り10日ですが、セキュリティの監視も段々厳しくなってきているんですか?」
Security「そんな感じだな。でもほら、わかるだろ。外から来た人間がウイルス持って寮に入って拡大したら困るんだよ」
ああ、とそこで気付いた。
この人も感染リスクが高い中働いているんだ、と。
正直見て見ぬ振りをして違う寮の人を通してしまうことも出来ます。
通した人が罰せられることだって無いでしょう。
それでもその人がきちんと職務を果たすのは、
その人自身がコロナに対する危機感をきちんと持っているからということに他なりません。
アメリカ人は知らない人とのスモールトークでやたらと身の上話をします。
SecurityもTexasの仕事をリタイヤして今の仕事に就いたことを教えてくれました。
業務中に自分のことを話す人が多かったり、人によって対応が違ったりすることは
一人一人の仕事に対する向き合い方がそれこそ人によって違うからなのかなと思います。
あくまで自分の経験に基づいた話しか出来ないのですが、
日本はお客さんへの対応に画一性を求めることが多い気がします。
経営者がそれを望むというのもそうだが、働く側も求められた役割を演じるのが楽、
という風潮があります。
かく言う私も仕事の上で役割が決められている方が楽だし、これはもはや日本人特有のカルチャーでしょう。
けれどもアメリカでちょっとだけ生活してみて、
アメリカ人の自己開示カルチャーに触れると
自分のことを理解し相手に伝えて、
相手のことも対話によって理解しようとする姿勢を自分も身につけることが出来たらより成熟した大人になれるのでは無いかと思うのです。
あとこの生活がどれだけ続くかは未知数ですが、この先もこうやって異国の生活で学んだことを自分の言葉で書いていけたら良いなと思っています。
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